デジタルな戯言

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就活のジレンマ

今日、たまたま微妙な空き時間ができたのでフラッと本屋に立ち寄り、なんとはなしに本を眺めていると

 

『絶対内定2017』

 

このタイトルが飛び込んできてしまった。

そして気がついたらとても後ろ向きな気持ちでレシートを受け取ってしまっていた。

 

 

自分は元々、システマティックで無機質な就活というものが本当に苦手で

『特にやりたいこともないけど周りと同じようにメガバンクとか受けて、そこそこ大手に就職して同じルーチンワークをこなして』

なんていう未来を想像するだけで身震いしてしまう。

まあ就職した後のワークスタイルについては余分かもしれないが、とにかく『こうすれば絶対に内定を取れる!』だとか『就活勝ち組はもう動いてる』というような文句にどうしようもない違和感と嫌悪感を抱いてしまうのだ。

 

そんな自分がなぜこんな本を買ってしまったのか。

 

なんとも在り来りで陳腐な話だが、結局自分は『システマティックで無機質な就活』を拒絶しながらも、そのレールから完全に外れてしまうのを恐れているんのだ。

口では『ルーチンワークなんか絶対やらない、クリエイティブな仕事をするんだ』とのたまっていても、どこか保険はかけておきたい。そんな弱さが1944円のレシートとなって顕在化したのだと思う。

ただまぁ、当然といえば当然のことなのでそれで自己嫌悪とかはない。

むしろ保険をかけずに失敗した方が自己嫌悪に陥るだろうし。

レールに乗り切る人とは違うことをするわけだからそれ相応のリスクヘッジはあって然るべきだし、逆にそれもできない奴が実力至上主義の世界に入ってやっていける筈がない。

 

理屈では通っているはずなのに何故か心はもやもや。

丁度良く購入した本の第一章が自己分析についてだったから、早速ちょこっとだけお世話になってみようかと思う。ちょこっとだけ。